主な取組

(1)林業関係団体等との連携強化

 組合員等への各種情報の提供を行うとともに、国産材の安定的•効率的な供給体制の構築や素材生産業の活性化や育成強化、持続的な森林経営における再造林対策を推進するため、全国素材生産業協同組合連合会及び県内林業関係団体と連携して、国や県、県議会に対して予算や各種施策に関する要望・提案を行っています。

(2)合法木材の普及及び誤伐•盗伐対策への取組

 誤伐•盗伐事案に対して、県を中心に締結された「宮崎県合法伐採推進対策に関する協定」に沿って、当組合の組合員は、各地域単位で実施する伐採監視パトロールや県内全域で実施する合同パトロールに取り組んでいます。

(3)労働安全対策の推進

 林業における労働災害は、全国的にも依然として高水準で推移しており、本県の林業作業に関わる死亡災害も高い傾向にあります。
 そのため、毎年、労働局が主催し森林管理署、県、林業•木材製造業労働災害防止協会宮崎県支部等との情報交換会に参加するともに、林業労働災害防止強調運動実施要綱に基づいた企業トップによる安全パトロール実施や熱中症対策キャンペーン等の防災対策の周知に取り組んでいます。

(4)教育情報提供事業

 関係機関•団体等からの情報及び当組合の調査等で得られた情報提供、成果品の配布を行うとともに、事業体の経営の安定を図るため、素材に関する市況等の情報の収集や提供などを行っています。

(5)素材共同出荷事業

 素材の流通コスト削減による素材生産事業体の収益性の向上と山元への利益還元を目的に、製材•合板•チップエ場等との協定に基づき、山元からの直送方式による素材共同出荷事業を行っています。

(6)合法性•持続可能性の証明、間伐材の確認及び発電利用に供する木質バイオマスの証明に係る事業者認定

 林野庁が示すガイドラインに基づく「合法木材、間伐材、木質バイオマスに関する自主行動規範」と「事業者等認定実施要領」を策定し事業者認定を行っています。